眼科
眼科
眼科は、目と目の周囲に関する病気を全般的にみる診療科で、乳幼児からご高齢の方まで幅広く診療します。情報の視覚化が進む現代では、“ものをしっかり見る”ことは、日常生活において極めて重要です。
一方、パソコンやスマートフォンの急速な普及に伴い、目に対するストレスも非常に大きくなっています。子どもの近視は増加傾向にあり、大人も目の酷使によって眼精疲労や不調を訴える方が増えています。
また、高齢化社会において、より高い生活の質(QOL)を維持するためにも目の健康は重要です。白内障は視力を取り戻す手術が一般的に行われており、緑内障や糖尿病網膜症は、早期発見・治療によって進行を遅らせ、失明を防ぐことができるようになってきました。
目の症状は、痛み、かゆみ、充血、疲れ目、視力低下、まぶたの腫れなど様々ですが、いつもの見え方と違う、何かおかしい、といった些細な症状でも病気の兆候になることがあります。目に異常や違和感があったり、日常生活でお悩みがあったりしたら、何でもお気軽にご相談ください。
事前に執刀医による診察と、検査、採血を行います。 手術3日前より抗菌薬の点眼を行います。 手術当日は点眼にて散瞳し、まず消毒・麻酔を行います。 白目と黒目の境目を2~3mm程度切開し、超音波を使って濁った水晶体を砕きながら取り除きます。 水晶体を覆っていた袋(水晶体嚢)の中に、人工の眼内レンズを挿入します。 点眼薬・眼軟膏を塗布し、眼帯又は保護メガネで帰宅して頂きます。 手術後3日間と1週間後に必要な検査と診察を行い、点眼薬を続けながら経過を診ていきます。
手術に関して:出血、疼痛、眼内炎(感染)、後嚢破損・チン氏帯断裂、黄斑浮腫、後発白内障 ※術前の診療は保険対象です。 ※術後の経過によって、通院間隔・回数は異なります。
局所麻酔後、水晶体を包んでいる袋を切開し、濁った水晶体の中身を超音波で砕いて取り除きます。
水晶体の袋の中に眼内レンズを挿入して、手術は終了です。
当日は眼帯をつけて帰宅して頂き、翌朝に来院してから外します。(両眼同日手術の場合は、片眼のみ眼帯をつけるか、保護眼鏡になります。)
手術時間 片目 約10~20分
術後の合併症を予防するため、医師の指示通りに点眼してください。入浴は、翌日から首から下のみ可能です。1週間後より、普段通り洗顔、洗髪、化粧ができます。
眼を押したりこすったりしない、転ばない、ぶつけないことも重要です。また、眼の感覚が慣れるまで数日かかりますので、車の運転や仕事などを再開する時期については医師にご相談ください。
ピントが合う距離は1つです。選んだピント以外の距離を見るためには、眼鏡が必要になります。
料金表は工事中。
■ 3焦点レンズ(クラレオンパンオプティクス)
近方、中間距離、遠方の3点にピントが合うレンズです。従来の多焦点レンズに比べて、明暗の変化による瞳孔収縮の影響を受けにくく設計されています。若い頃のようにすべての距離にはっきりと焦点が合わせられるわけではありませんが、おおむねどの距離も見やすく、眼鏡をかける煩わしさを軽減でき、生活の質の向上が期待できます。
【メリットデメリット】
メリット:遠方・中間・近方がバランスよく自然な見え方。
デメリット:やや手もとが見えにくい。夜間のハローグレアがある。
自費診療 費用:片眼 ¥470,000(トーリック¥525,000)
選定療養 費用:片眼 ¥310,000(トーリック¥350,000)
※選定療養は別途手術費用(3割負担で約¥50,000)が発生します。詳しくはお問合せください。
■ 3焦点レンズ(テクニスシナジーオプティブルー)
連続焦点型多焦点レンズで、遠方から近方にかけて視力の落ち込みがほとんどなく、幅広くピントが合う多焦点レンズです。 EDOF(焦点深度拡張型)の特徴を併せ持つため、薄暮下においてもコントラスト感度が良好であり、昼夜問わず遠くから近くまではっきり見えるのが特徴です。 特に近方は手元(33cm)からピントが合うため、完全眼鏡フリーの生活が期待できます。
【メリットデメリット】
メリット:遠方から近方まで視力の落ち込みが少ない。近方は33cmまでピントが合い、眼鏡装用率が非常に低い。
デメリット:夜間のハローグレアがある。
自費診療 費用:片眼 ¥470,000(トーリック¥525,000)
選定療養 費用:片眼 ¥310,000(トーリック¥350,000)
※選定療養は別途手術費用(3割負担で約¥50,000)が発生します。詳しくはお問合せください。
■ 3焦点レンズ(ファインビジョンHP)
2011年に発売された世界初の回折型の3焦点レンズで、日本でも多くの方が使用されています。独自のFINEテクノロジーにより、遠方・中間・近方において連続的に良好な視力を提供し、特に近方は日本人の体型に適した35cmに焦点が合うように作られています。眼鏡依存度の軽減が期待でき、93%の方が眼鏡なしで生活できているとのデータがあります。
【メリットデメリット】
メリット:近くは、日本人に適した焦点(35cm)にピントが合う。眼鏡からの解放が期待できる。ハロー・グレアが少ないため、夜間の車の運転が快適。他の3焦点と比べ、手術費用が抑えられる。
デメリット:近視が強い人には使用できないことがある。
自費診療 費用:片眼 ¥430,000
選定療養 費用:片眼 ¥280,000
※選定療養は別途手術費用(3割負担で約¥50,000)が発生します。詳しくはお問合せください。
■ 3焦点レンズ(トライディフ)
回折プラットフォームを有したレンズで、遠方50%、中間20%、近方30%にバランスよくエネルギーを配分する親水性3焦点眼内レンズです。
プレミアムレースカット技術によって高い透明性を有しており、コストパフォーマンスに優れた眼内レンズです。
【メリットデメリット】
メリット:近視・乱視が強くても使用できる。
デメリット:ハローグレアが多少ある。
自費診療 費用:片眼 ¥470,000
■ 5焦点レンズ(インテンシティ)
明視域が広い
3焦点のレンズは「遠・中・近」3点に焦点が合いますが、5焦点は「遠・中・近に加えてその間にも焦点が合う(計5点)」ため、広い範囲がはっきりと見えます。
ハロー・グレアが少なく、コントラスト感度が良好
夜間の光に対する見え方の不具合が少なく、明暗の差がくっきりしています。(光の周りにリング状のもやがかかったように見える現象=ハロー、光を中心に筋状の光が出る現象=グレア)
遠方から近方まで視力の落ち込みが少ない
明るい場所でも暗い場所でも、「遠く」・「近く」とも良く見えます。
【メリットデメリット】
メリット:遠くから近方(133㎝/80㎝/60㎝/40㎝)まで中間距離の落ち込みなく見える。
デメリット:夜間のハローグレアがある。
自費診療 費用:片眼 ¥550,000(トーリック¥605,000)
■ EDOF:焦点拡張型レンズ(クラレオン・ビビティ)
遠方から中間距離にかけての見え方に優れ、ほとんどの場合で遠くの物やパソコンの画面などを眼鏡なしで見ることができます。まぶしさを感じるハローグレアが大幅に軽減され、夜間に車の運転をする方にも適したレンズです。
【メリットデメリット】
メリット:特に遠方視と中間視に優れている。コントラス感度の低下が少ない。ハローグレアが少ないため、夜間の運転が快適。
デメリット:近方は眼鏡が必要な可能性がある。
自費診療 費用:片眼 ¥525,000
選定療養 費用:片眼 ¥350,000
※選定療養は別途手術費用(3割負担で約¥50,000)が発生します。詳しくはお問合せください。
■ EDOF:焦点拡張型レンズ(ミニウェル・レディ)
遠方から近方まで滑らかに連続的に見ることができる。 夜の光のまぶしさ、光の周辺に輪がかかる見え方が従来の多焦点眼内レンズよりかなり少ないのが特徴です。 自然でスムーズな見え方を実現し、夜間の運転が多い方に適したレンズです。
【メリットデメリット】
メリット:遠方から中間距離まで良好な明視域を保持。ハローグレア・コントラスト感度低下がない。
デメリット:近方視がやや弱い
自費診療 費用:片眼 ¥440,000(トーリック¥495,000)
<自由診療の場合>
※表示価格は全て消費税込にて記載しています。
※手術費用には術後6ヶ月の定期検診代(診察、検査、薬)が含まれます。
※予約金として、片眼¥150,000を先にお支払い頂きます。キャンセルの場合は返金不可となります。
<未承認医療機器>
トライディフ(3焦点):Eye OL UK社(シンガポール)
インテンシティ(5焦点):Hanita社(イスラエル)
ミニウェル・レディ(EDOF):SIFI Medteck社(イタリア)
※インテンシティ、ミニウェル・レディに関しては国内未承認のため株式会社テクノピアを通じて個人輸入扱いとして入手、トライディフは国内未承認レンズのため株式会社アットワーキングを通して入手しております。
近年国内でもMIGSといわれる低侵襲緑内障手術が登場し、早期のうちから治療を行うことが可能となりました。患者様の眼に負担の少ない手術となりますので、早期に発見した際は積極的に治療して現在の視神経、視野を守ることが期待できます。水晶体再建術併用眼内ドレーン手術で使用する眼内ドレーン(ステント)は長さ0.36mmの医療用チタン製で、体内に留置する非常に小さな医療機器です。
眼圧が上昇することにより視神経に異常が起こり、視力低下や視野(見える範囲)が狭くなる病気です。
緑内障の進行はゆっくりであるため自覚症状に乏しいことが多いですが、治療が遅れると失明に至ることもあります。
一度障害された視神経を回復させることはできませんが、早期に発見し治療を開始することで緑内障の進行を抑え、失明に至る危険性を回避できます。
治療には薬物療法や外科的治療(レーザー治療・手術)があります。
眼圧が上昇する原因によって主に原発緑内障、発達緑内障、続発緑内障に分けられ、原発緑内障や続発緑内障はさらに開放隅角緑内障、閉塞隅角緑内障に分けられます。
一方最近では、もともと眼圧が高くない(10~21mmHg)にも関わらず緑内障を発症している正常眼圧緑内障が日本人に多いこともわかってきました。
薬物療法や、レーザー治療でも眼圧が充分下がらないとき、あるいは眼圧が下がっていても視野の悪化が止められない場合は、眼圧を下げるため、眼の中を流れる「房水」の交通路を別に作る「線維柱帯切除術」を行います。
手術は局所麻酔で行います。
結膜と強膜を切開し、線維柱帯の一部と、癒着防止のため虹彩を一部切除します。
房水の流れる通路が塞がりにくくするため、傷口を治りにくくする薬(マイトマイシンC)を結膜と強膜に浸します。最後に、強膜と結膜を縫合します。
結膜の下に房水が貯まるようになり、この膨らみを濾過胞といいます。
手術時間 約1時間
近年国内でもMIGSといわれる低侵襲緑内障手術が登場し、早期のうちから治療を行うことが可能となりました。患者様の眼に負担の少ない手術となりますので、早期に発見した際は積極的に治療して現在の視神経、視野を守ることが期待できます。水晶体再建術併用眼内ドレーン手術で使用する眼内ドレーン(ステント)は長さ0.36mmの医療用チタン製で、体内に留置する非常に小さな医療機器です。
水晶体のさらに奥が異常をきたした状態で、多くありますが硝子体出血と網膜剥離がよく知られています。丁寧に診察し、その症状に大して適切な治療および手術を行います。
正常な硝子体は無色
透明ですが、その硝子体が出血や混濁することにより、視力低下や飛蚊症が起こる疾患です。
治療方法は硝子体手術となります。
眼底中心部の網膜に、薄い線維性の膜が癒着している状態です。
症状は物がゆがんで見えたり(変視症)、視力低下がみられ、治療方法は硝子体手術となります。
黄斑と呼ばれる網膜の一部分に穴があいている状態です。症状は見たい部分が暗くなって見えたり(中心暗点)、視力低下がみられ、治療方法は硝子体手術となります。
網膜に孔(網膜裂孔・網膜円孔)が開いてしまい、目の中にある水がその孔を通って網膜の下に入り込むことで起こります。(裂孔原性網膜剥離)また、眼内に形成された増殖膜や硝子体などが網膜を牽引することにより網膜が剥離して起こるもの(牽引性網膜剥離)、網膜内や網膜色素上皮側から何らかの原因で浸出液が溢れてきたために網膜が剥離するもの(滲出性網膜剥離)があります。
症状は飛蚊症、視野異常、視力低下がみられ、治療方法はレーザー光凝固術または硝子体手術となります。
高血糖の状態が続くと網膜の細い血管が詰まったり、血管の壁に負担をかけて、眼底出血をおこします。 血液の流れが悪くなると網膜への酸素・栄養素が不足するため、新しい血管(新生血管)を生やします。
しかし、新生血管はもろいために、血液成分が漏れ出し黄斑部にたまることで、黄斑浮腫が引き起こされます。 また、出血すると網膜にかさぶたのような膜(増殖組織)が張ってきて、これが原因で網膜剥離を起こすことがあり、失明に至る場合もあります。治療方法は、レーザー光凝固術、抗VEGF剤の硝子体内注射、硝子体手術となります。
加齢や生活習慣の欧米化などが原因で、網膜の中心部である黄斑部の機能が障害される疾患です。
進行とともに、物がゆがんで見えたり(変視症)、ぼやける(視力低下)、全体的にものが不鮮明に見える(コントラスト感度の低下)、見たい部分が暗くなって見える(中心暗点)といった症状が現れ、失明に至る場合もあります。
治療方法には光線力学的療法、レーザー光凝固術がありますが、当院では患者様に負担の少ない抗VEGF剤の硝子体内注射を採用しています。
眼の奥の血管で動脈硬化が起こると、動脈が静脈を圧迫して静脈内の血流が滞ります。そうすると血液が凝固し血栓ができて静脈が閉塞します。すると網膜へ血液や水分が漏れ出て、眼底出血や黄斑浮腫をおこします。
また、毛細血管の代替としてもろい血管(新生血管)が生じ、この新生血管が硝子体へ伸びて破れることで硝子体出血や網膜剥離を引き起こすことがあります。治療方法は、抗VEGF剤の硝子体内注射、レーザー光凝固術、硝子体手術です。
当クリニックで行う「25Gまたは27G硝子体手術」は、多機能、高機能に進化した最新の手術器械を用いて行われます。経験
豊富で熟練された術者の、短時間で安全安楽な手術により、日帰り手術が可能となっております。局所麻酔後、わずか0.5mmほどの穴を3か所開けそこから器具を挿入し、硝子体を取り除きます。その後症状に応じて、網膜に癒着している膜を除去したり、出血がある場合にはレーザー凝固を行います。網膜を眼球壁に押し付ける目的で、眼内に空気や医療用ガスを注入することもあります。その場合、1週間程度うつむき・うつぶせの姿勢をとって頂く必要があります。
抗VEGF剤の硝子体内注射は、新生血管の成長を抑え、新生血管からの滲出液や出血を止めることにより症状を改善します。また、浮腫の原因となる網膜静脈からの血液成分の漏れを抑制し、黄斑浮腫を改善します。当院ではアイリーア、バビースモ、マキュエイド、その他のいずれかを用いて治療を行っています。
■治療内容
検査(視力眼圧測定、3D眼底検査等)、診察の結果によってアイリーアの硝子体内注射が決定します。
注射施行の前後3日間、抗菌薬の点眼を行います。
注射当日は手術室にて消毒・点眼麻酔を行った後、結膜(白目の部分)より硝子体内へ薬液を注入します。眼軟膏を塗布し、眼帯で帰宅して頂きます。
医師の指示により必要な検査と診察を行い、経過を診ていきます。
※術前後の診療は保険対象です。
※術後の経過によって、通院間隔・回数は異なります。
■費用
税抜価格 税込価格
15,000円 16,500円
■リスク・副作用
この薬の眼内投与による副作用は極めて低率ですが、疼痛、水晶体損傷、眼内炎(感染)、網膜裂孔、眼圧上昇、眼内の炎症(ぶどう膜炎)などがあります。また、全身移行によって脳梗塞、心筋梗塞の危険性が上がるとの報告もあります。
■入手経路
メーカー:バイエル
■国内の承認医薬品
アイリーア、ルセンティス、ベオビュ、バビースモ、ラニビズマブ
眼瞼下垂とは、上まぶたが上がりづらく垂れ下がったままになり、目を開いた際に上まぶたが正常の位置(くろ目の上の縁が少し隠れる)より下がっていることを言います。これは眼瞼挙筋という筋肉がうまく働かないためで、両目の場合もあれば片目の場合もあります。
原因としては、先天的に眼瞼挙筋が発育異常を起こしている場合と、後天的には加齢による眼瞼挙筋の筋力低下やコンタクトの長期装用によるもの、筋肉を動かす神経の異常や筋肉が断裂するなどの外傷によって起こる場合があります。
軽度の眼瞼下垂の場合、あまり自覚症状がないため、目を開けるときに無意識に額の筋肉を使うため、疲れを感じてイライラしたり、肩こりや頭痛なども併発することがあります。重度の場合、距離感がつかめず、階段での転倒など怪我につながることがあります。また、目が半開きのような状態や目の開きに左右差がある場合は、外見的に気になり精神症状につながることがあります。
眼瞼下垂は手術治療により視機能改善のみならず見た目の若返りも期待できます。
多焦点レンズには、下記のように遠くから近くまで見えるというメリットがあります。
眼瞼下垂の原因や程度によりいろいろな治療があります。
主な治療方法は手術で、上まぶたの皮膚のたるみによる場合は皮膚の切除を行い、眼瞼挙筋の筋力低下などによる場合は上眼瞼挙筋を短縮する手術となります。
また、眼瞼下垂のためにまぶたを上げようと額の筋肉を使っていたことで額のしわができてしまったことに対しては、ボトックスの局所注射が有効であるため手術後に併用する方法もできます。
手術時間は片目15分~20分、両目30分~40分
3割負担 片目の場合・・・約31,000円(薬剤代含む)
3割負担 両目の場合・・・約53,000円(薬剤代含む)
1割負担 片目の場合・・・約11,000円(薬剤代含む)
1割負担 両目の場合・・・約18,000円(薬剤代含む)
■手術前検査
検査内容
眼瞼下垂の手術を受けるには、手術が問題なく行えるか検査をいたします。
【検査内容】
・視力、眼圧、屈折検査
・動的視野検査(視野の状態を調べる)
・問診、血液検査
■手術
当院では皮膚を切開し、上まぶたを挙げる筋肉を縫い縮める日帰りの手術を行っております。
片眼15分~20分程度の手術です。
【検査内容】
・目の余った皮膚や挙筋機能を確認し、手術前に皮膚にデザイン描きます。
・まぶたに局所麻酔を行い、痛みをとって手術を始めます。
・皮膚を切開、瞼板を露出し、眼瞼挙筋腱膜を剥離します。
・ミューラー筋を露出します。
・ミューラー筋を縫い縮め、筋肉を増強させます。
・患者様の希望に合わせた一重や二重の大きさをつくり皮膚を縫い合わせます。
・ガーゼで圧迫固定をして手術は終わりです。手術直後はまぶたを冷やし、少しお休みいただいてからお帰りいただきます。
■手術後は?
術後はまぶたが腫れるため、2日間は冷却していただきます。
個人差はありますが1~2週間程度で改善します。
抜糸は術後1週間程度で行います。
術眼のメイクは抜糸後から可能です。
※当院での手術は美容(整容)目的ではありません。
なるべく傷が目立たないよう、なるべく自然な仕上がりになるように配慮しておりますが、あくまで機能回復を目的とした手術である事をご理解下さい。
オルソケラトロジーは特殊な形のハードコンタクトレンズを就寝前に装用し角膜の形を変えて視力を改善させる近視矯正法です。
一人ひとりの角膜形状や近視度数に合せた特殊レンズを装用して眠ると睡眠中に角膜形状が変化して近視を矯正します。起床時、レンズを外したあとでもしばらくはその形状が保たれるので日中はコンタクトや眼鏡なしで生活できるようになります。
オルソケラトロジーは軽度~中等度の近視の方に有効で繰り返し装用することで外した後も矯正効果を維持できる時間が増え、日中は裸眼で過ごすことができるようになっていきます。個人差はありますが、だいたい装用開始して1~2週間ほどで裸眼視力1.0 以上されています。
また装用中止すると一般的に1か月程度で角膜の形状が元に戻り、他の矯正方法へ変更する事できます。
■オルソケラトロジーの適応
●適応年齢 小学校中学年くらいから
●軽度から中等度の近視
■オルソケラトロジーの費用
新規〈初年度〉
税抜価格 税込価格
片目 90,000円 99,000円
両眼 170,000円 187,000円
◇1年間の定期検査代、ケア用品代を含みます。
◇1年毎に更新があります。
◇オルソに関すること以外は保険診療となり、別途費用がかかる場合があります。
◇医療費控除の対象になります。
更新料〈2年目以降〉
税抜価格 税込価格
40,000円 44,000円
◇1年間の定期検査代、ケア用品代は別途かかります。
レンズ代金
税抜価格 税込価格
1枚 23,000円 25,300円
■レンズの保証について
◇1年以内にレンズが破損した場合の交換保証があります。
(片眼につき1枚限り。レンズの破片が半分以上あることが条件です)
※破損したレンズと交換となります
◇レンズ紛失した場合やレンズ購入1年経過したものは保証対象外となり新規購入代金がかかります。
小児期の近視の進行を軽減させることを目的にした低濃度(0.01%、0.025%)のアトロピン点眼です。 近年、海外や本邦の研究より低濃度アトロピン点眼の近視進行抑制に対する良好な結果が報告されています。副作用はほとんどないといわれていますが、まれにまぶしさを感じたり、近い距離の見えにくさを感じることがあります。 その場合は濃度を下げたり、点眼する時間を就寝前から夕方に早めたりします。使用を中止する場合もあります。
■マイオピンの費用
税抜価格 税込価格
0.01% 3,400円 3,740円
0.025% 3,900円 4,290円
遠用の球面度数に近用の加入度数が付加された老視矯正のための遠近両用コンタクトレンズとして使用されているレンズです。
強い度数の近視にも適応があります。副作用もほぼないことが確認されております。
ICLとは水晶体を残したまま眼球内にレンズを挿入する屈折矯正方法です。
ICLを眼の中に移植することにより近視・乱視を矯正し裸眼視力を回復させます。ICLはコンタクトレンズと違い基本的にはメンテナンスは必要ありません。
コンタクトレンズ装用時のドライアイやアレルギーに悩まされることもなくなります。
■ICLとレーシックの違い
【角膜を削らない手術】
ICLはレーシックのように角膜を削らないので角膜が薄い・強度近視・軽度の円錐角膜などでレーシックが不適応になってしまった方でも近視・乱視を矯正して裸眼で生活できるようになります。
レーシックが適応と診断された場合でも近視・乱視が強い方は角膜を削る量が多いため視力が上がってもクリアに見えないことが予想されるときは ICLをおススメしています。
【ドライアイ・視覚障害の出現がほぼない】
角膜を削るレーシックではドライアイが生じやすくなります。
また術後に生じる角膜表面の歪みによるハロー(暗闇で光がにじんで見える視覚障害)やグレア(暗闇で光がまぶしく見える視覚障害)を起こす場合があります。
また角膜のレンズとしての集光能力が著しく低下することで暗所にて色や濃淡が見えにくくなったりする事もあります。ICL ではこうした視覚障害の出現はほぼありません。
万一の場合、元の状態に戻せます
特別な理由がない限り交換する必要がなく、そのままずっと目の中に入れておくことが可能です。
万が一術後に何か問題があった場合はレンズを取り出して元に戻す事ができます。これはレーシックと大きく異なる点です。
【日帰り手術で回復も早い】
手術時間は約 10 分程度。麻酔は目薬だけで痛くはありません。
また傷口が約 3 ミリと小さいので回復が早く日帰り手術が可能です。
【眼の中にやさしい素材】
眼内にいれるレンズはソフトコンタクトレンズのような柔らかい無色透明の素材です。紫外線をカットする機能もあります。半永久的に使用可能です。
インプランタブルコンタクトレンズ(Implantable Contact Lens)を略してICL治療といわれています。眼内コンタクトレンズ治療/ICLは、目になじむレンズを直接目の中に入れて、近視を矯正する治療法です。レンズは茶目(虹彩)の後ろ側と水晶体の前面の間に固定するため、外から見てもわかりません。
■特長1目にやさしい素材
目の中に入れるレンズは、ソフトコンタクトレンズのような柔らかい無色透明の素材です。
ゴロつきや違和感のない目に優しい、生体適合性の高い素材でできています。
有害な紫外線をカットする機能もあり、半永久的に使用可能です。
ICLはコンタクトレンズと違い、基本的にはメンテナンスは必要ありません。
■特長2お手入れ不要で取り出すことも可能
目の中のレンズは、くもったり汚れたりしないので、日々のお手入れやメンテナンスは不要です。治療後に必要が生じた場合はレンズを取り出して元の状態に戻すことが出来ます。
■特長3日帰り治療で回復も早い
眼内コンタクトレンズ/ICL治療は、レンズを専用の器具で目の中に入れます。麻酔は目薬だけなので痛くはありません。手術時間は両目で約20分~30分程度で、傷口は約3ミリと小さいため回復が早く、日帰り手術が可能です。縫合や抜糸の必要もありません。
■特長4角膜を削らない大きな光学系
ICLはレーシックのように角膜を削らないので角膜の形がほとんど変化しません。そのため、角膜が薄い・強度近視・軽度の円錐角膜の方でも近視・乱視を矯正して裸眼で生活できるようになります。 光学系が大きく確保できるため、夜間に問題となるハロー・グレアが抑制され、優れた見え方が期待されます。
■特長5将来の目の病気の治療に影響を与えません
眼内コンタクトレンズ治療のレンズは、取り外して元の状態に戻すことができるので、将来白内障などの目の病気になった際に、治療の選択肢が狭まるようなことがありません。
■特長6ICLの対象
他の目の病気(緑内障や白内障など)や全身疾患のない近視や乱視の方が対象になります。 強度の近視や角膜の薄い場合も対象になります。目の形状や状態、他の疾患をお持ちの場合は治療を受けられない場合があります。 手術が可能かどうかの適応検査や診察は予約制となります。コンタクトレンズを使用している方は検査前にレンズを一定期間外していただきます(ハードコンタクトレンズは2週間、ソフトコンタクトレンズは1 週間)。
ICL手術は「自由診療」です。レーシック等と同様に、健康保険は適用されません。
保険会社による医療保険は適用される場合がありますので、加入されている方は保険会社にお問い合わせください。
屈折値(等価球面度数) 料金 保障期間
近視・遠視用レンズ(ノントーリック) 両眼
500,000円(税込)
片眼
250,000円(税込) 3ヵ月
乱視用レンズ(トーリック) 両眼
600,000円(税込)
片眼
300,000円(税込)
当院ではスターサージカル社とBiotech社の眼内レンズを取り扱っております
スターサージカル社のレンズは厚生労働省に正式に認可された治療法です。
※上記手術費用には手術+3ヶ月の定期検診代(診察・検査・お薬代)を含みます。
※クレジットカードでのお支払いが可能です。分割手数料は各カード会社にお問合せください。
※価格は予告なく変更する場合がございます。予めご了承ください。
保障期間:3ヶ月
レンズの交換が必要な場合、3ヶ月間交換用のレンズ代が無料です。
ただし、ノントーリックからトーリックに変更した場合は、差額分のお支払いが発生いたします。
※別途手術費用が発生する場合がございます。
■STEP 01ICL検査予約
ICLの手術を希望される場合、まずはご予約のお電話をお願いします。
診察・検査は完全予約制となります。
■STEP 02ICL術前検査①
ハード、ソフトコンタクトレンズを使用している人のみ
一度、コンタクトレンズを装用した状態で検査にお越しください。手術後の見え方の参考にします。
■STEP 03ICL術前検査②
検査前は、下記の期間コンタクトレンズの装用はできません。
ソフトコンタクト:1週間
ハードコンタクト:2週間以上
手術をして問題ないか、目の状態を確認します。散瞳検査を行いますので、見えにくくなります。お帰りの際は十分ご注意ください。また、近視の方は、白内障、緑内障、網膜剥離になりやすくなります。病状によってはICLの手術ができない場合があります。
■STEP 04ICL術前検査③
いろいろな条件で視力を検査し、そのうえで最適なレンズを決定します。必ずしも視力が最高の度数になることが良いわけではありません。疲れやすさ、見やすさを考えて、当院の検査技師と最適な度数を相談してください。
手術の説明を行い、この検査後に手術同意書をご提出いただきます。
手術費用の前金として片眼につき15万円お支払いいただき、手術当日残りの金額をお支払いいただきます。キャンセルされた場合、前金は返金できません。
全ての検査が終わったら、手術日までの間コンタクトレンズを装用できます。手術日はコンタクトレンズをはずしてご来院ください。
1. 来院したら目薬をつけて瞳孔を開きます。
2. 手術前に何度か麻酔の目薬をつけます。
3. 結膜と角膜の間に約3ミリの切開創を作り、そこから専用の器具を使って眼の中にレンズを入れます。
4. 眼の中を洗浄し、瞳孔を小さくして手術は終了です。
5. 手術が終わってから約1時間後に眼圧測定・診察があります。
生まれたばかりの赤ちゃんはぼんやりと見える程度の視力です。
視力は生後3か月で0.02~0.03、6か月で0.04~0.08、1歳で 0.2前後に発達します。その後どんどん発達し、3歳半を過ぎると0.7~1.0。5歳で83%が1.0に達するといわれています。
この視力が発達する時期に屈折異常(主に遠視・乱視)や斜視、先天白内障や眼瞼下垂などがあると視力が眼鏡をかけても0.9以下と十分に育たない『弱視』となります。
視力に関する機能は1歳半をピークに8~9歳位までで発達が止まってしまうため弱視治療には早期発見・早期治療が大切です。
弱視の治療には主に眼鏡を用いてピントが合った状態にすることで視力の発達を助けます。弱視の種類によっては眼鏡装用に併せて視力の良いほうの目をかくして 視力の出にくい方の眼を強制的に使わせる『遮閉法』を用いる事もあります。
弱視の種類
斜視 弱視
(しゃしじゃくし) 片方の目の視線がずれている(斜視)ために、視力が発達しないのです。
不同視弱視
(ふどうしじゃくし) 片方の目が強い遠視や乱視のため、弱視になることです。日常生活で不便さを感じにくいため、気がつかないことがよくあります。
3歳児健診で見つからず、就学時健診で初めてわかることもあり、早期治療ができずに視力の発達が止まってしまうケースもあります。
屈折異常弱視
(くっせついじょうじゃくし) 両目が強い遠視や乱視であるためにおこる弱視です。
視性刺激遮断弱視
(しせいしげきしゃだんじゃくし) 何かで光が遮られ、視力の発達が止まってしまう弱視です。原因として、まぶたがいつも下がっていて黒目(瞳孔)を覆っている眼瞼下 垂(がんけんかすい)、生まれたときから水晶体が濁っている先天性白内障などがあり、早く発見し手術することが大切です。
弱視治療で大切なことは早く治療して早く治療を始めることです。視力の発達期間を過ぎてから治療を始めても視力は発達しません。生後初めて視力を測る機会である『3歳児検診』は弱視の早期発見にとても重要です。
だんのうえ眼科では随時3歳児検診を受け付けております。また3歳に満たなくてもなにか気になる症状があれば早めに受診されることをお勧めします。
症状は眼の渇きだけでなく、目がかすむ、まぶしい、疲れてる、痛み、ゴロゴロする、赤い、涙が出る、目やにが出るなど様々です。危険因子としては、加齢による涙の量や性質の低下、長時間画面を見る、生活環境(低温度、エアコン下、送風)、コンタクトレンズ装用、喫煙などがあります。また、涙腺が免疫の作用で傷ついてしまつシェーグレン症候群や、関節リムマチなどの膠原病なども危険要因となることがあります。
軽度であれば、市販の目薬でも改善しますが、眼科の治療では、涙の不足成分を補ったり、目の炎症を抑えたりする目薬や、涙点栓(涙点ブラグ)をして涙をためる治療などで治療などで改善を目指します。
原因は細菌感染です。まぶたには涙や汗の分泌腺や毛穴がありますが、その小さな孔から細菌が感染して症状を引き起こします。部位によって外麦粒腫と内麦粒腫に分けられます。症状は、まぶたの一部が赤く腫れ、軽度の痛みやかゆみを伴います。
炎症が強くなると、赤み、腫れ、痛みも強くなります。化膿が進行すると、腫れた部分が破れ膿(うみ)が出ますが、この膿が出てしまえば症状に回復に向かいます。治療は抗生物質の点眼や内服を行います。
化膿が進んだ場合、切開し膿を除去することもあります。日頃から汚れた手で目をこすったりしないよう注意することが大切です。
目に起きる様々なアレルギー疾患の総称です。花粉やハウスダストなどアレルギーの原因があり、結膜の炎症とかゆみ、目の異物感(ゴロゴロする)、目やに、涙が出るなど自覚症状がある場合に診断されます。花粉によって引き起こされるものを花粉性結膜炎と言い、その代表がスギ花粉性結膜炎です。季節により花粉の種類は異なり、春ではスギやヒノキ、初夏ではカモガヤやオオアワガエリ、秋ではブタクサやヨモギが代表的です。また、鼻炎症状が合併する方も多くみられます。通年性アレルギー性結膜炎は季節や気候の変化によって、良くなったり悪くなったりします。ダニやハウスダストが原因であることが多く、1年を通じて自覚症状があるものをいいます。アトピー性角結膜炎は、アトピー性皮膚炎により顔面やまぶたに皮膚症状があり、結膜炎は通年性で、慢性的なかゆみや目やにが伴います。
アレルギー以外にも細菌やウイルスなど、感染が原因の感染性結膜炎やドライアイなどによっても目のかゆみを生じることがあります。症状が続く場合は我慢せずにお気軽にご相談ください。
蚊や糸くずのようなものが浮遊して見える症状のことで、原因には治療を必要としない加齢性の変化や早急な治療を要する重大な疾患までいくつかの可能性が考えられます。見え方からは原因を特定することはできませんので、飛蚊症が生じたらまずは眼科での精査をお勧めします。
まぶたがピクピクとけいれんしている状態を眼瞼ミオキニアといいます。まぶたの眼輪筋が不随意に攣縮(れんしゅく)している状態です。通常は片眼であり、睡眠不足や肉体的精神的疲労、ストレスなどによって起きると考えられています。
自然に軽快することが多く、休息や睡眠により改善します。一方、眼輪筋に何らかの異常が起こり、自分の意思と関係なくまばたきの制御に異常をきたす状態を眼瞼けいれんといいます。こうした運動障害に加え、目の周辺の不快、痛み、まぶしい、目が乾く、ゴロゴロするなどの症状も現れることがあります。
多くの場合、原因が不明です。安定剤、睡眠導入薬、抗精神病薬の服用や化学物質への曝露が原因となっている場合は、できる限りこれらの要因を除くことが大切です。根治的に治す方法はありませんが、最も用いられている対症治療として、眼周囲の皮膚にボツリヌス毒素製剤を注射する方法があります。
だんのうえ眼科では眼鏡やコンタクトの処方の際、視能訓練士が検査を行い、医師が確認することにより、患者様に適正な眼鏡、コンタクトの処方をしております。
屈折異常のある目は、焦点(ピント)が網膜にしっかり合っていない状態です。これにより、視界に入ってくる像はぼやけて見えるので、くっきりと見えるようにするためには屈折異常の種類と度数に合わせた適正なレンズが必要です。
また、眼鏡処方は見えやすさだけでなく、かけやすさもとても重要です。当院では使う目的に合ったアドバイス行い、眼鏡装用テストを含めた精密な検査を提供し、より満足度の高い眼鏡処方を心掛けております。
適正な眼鏡の度数を調べるよりも前に、まずは視力低下の原因(眼疾患の有無)を調べる必要があるため、眼鏡を希望される場合でも、他に原因となる病気がないか検査を行っております。
視機能の発達が阻害されてしまい、眼鏡をかけても片目または両目の視力が出ない状態にあると、弱視と診断されます。屈折異常(近視、遠視、乱視)の弱視、不同視弱視であれば、目にしっかり合った眼鏡を常に装用することで視力を向上させることができます。
当院では、経験のある視機能訓練士が調節麻痺剤を使用して精密な検査を行い、適正な眼鏡処方をいたします。また必要に応じて眼鏡装用と健眼遮閉(片眼性の弱視の方に行う視能訓練)を行います。
※9歳未満の小児の弱視、斜視および先天白内障術後の屈折矯正の治療用として用いる眼鏡(コンタクトレンズ)の作成費用は国及び健康保険組合から一部助成されます。詳細は加入している「健康保険組合」にご確認下さい。
最近の知見(下記1.2)では、近視を進行させないためには網膜上にしっかりピントが合った像を結ばせることが最善と報告されています。これは過矯正でも低矯正でもなく完全矯正(ぴったり合ったメガネ)が良いということを意味します。
学童期では、調節過緊張*により一時的に近視状態になっていることがあります。そのため、当院ではお子様の完全矯正値を正確に計測するため、年齢や必要に応じて、調節麻痺の点眼薬を使用してから屈折検査をおこないます。
*調節過緊張とは
読書やコンピューター、テレビゲームなど近くを見る作業を長時間続けていると、眼内の調節筋が常に働いて、近くにピントを合わせる状態を作りつづけることになります。
この状態が続くと、一時的に屈折力が強くなり、近視に類似した状態になります。
1.Chung K, Mohidin N, O’Leary DJ. Undercorrection of myopia enhances rather than inhibits myopia progression. Vision Res. 2002 Oct;42(22):2555-9.
2.Vasudevan B, Esposito C, Peterson C, Coronado C, Ciuffreda KJ. Under-correction of human myopia–is it myopigenic?: a retrospective analysis of clinical refraction data. J Optom. 2014 Jul-Sep;7(3):147-52.
推奨は中学生以上ですが、小学校5,6年生でも自分で装脱ができるお子さんで、部活で必要などの事情があれば1dayタイプ限定で可能です。近視抑制効果が報告されているオルソケラトロジーの処方に関しては、保護者のご理解とご協力が得られる場合は低年齢のお子様にも処方しております。
大人のコンタクトレンズ処方箋については、対応種類の多い分院の「だんのうえ眼科新城駅前院」での受診をおすすめしております。
当院で眼の手術を受けられた患者様の中にも「よく見えるようになったら目の周りのシミ、しわがとても気になるようになったわ・・・」とおっしゃる方がいらっしゃいます。
眼だけでなく、目の周りのお悩みも解決して差し上げたいと思い、エイジングケアを始めました。
■眼科でのエイジングケア
眼の治療後に「良く見えるようになったらシミやしわが気になるようになった」というお悩みを耳にします。
眼だけではなく、眼の周りのお悩みも解消できるよう、当院ではエイジングケアを行っております。
ボツリヌス治療とは?
しわの原因となる筋肉に天然のたんぱく質を注射することによって、筋肉の収縮をコントロールし、表面を覆っている皮膚のしわをできにくくする治療方法です。この治療に用いられるのが、ボトックスビスタ®です。
ボトックスビスタについて(厚生労働省承認医療用医薬品)
【治療内容】
施術のご案内前に、必ず診察を受けていただきます。 施術時はクリーム麻酔や冷却を行った後、表情じわのある皮膚の下に注入します。 効果が現れるまでには2~3日を要し、約14日程度で効果が最大に達します。通常、効果は4ヵ月程度持続しますが、持続期間は個人差があります。 施術2週間後に診察を受けて頂きます。
【副作用・リスク】
注射部位の疼痛、腫れ、青あざ、頭痛などが生じる場合がございます。
【費用】
・1部位 38,500円
・2部位 71,500円
・3部位 88,000円
※表示価格は税込価格です。
ビタミンCはサプリメントを大量に摂っても吸収が悪く、すぐに排泄されてしまいます。
高濃度のビタミンCを血液中に直接投与することで血中濃度を急激に増やし、体の隅々にビタミンCが行きわたるため、高い効果を得られます。にきび・しわ・しみ・肌荒れ・皮膚の老化防止といった肌のアンチエイジング効果があります。
また、疲労回復、免疫力向上、歯周病対策、がん予防にも効果が期待できると言われています。
高濃度ビタミンC点滴療法について
【治療内容】
初回診察後、静脈点滴をとって投与します。所要時間は1時間程度です。
治療間隔は週に1回から月に1回など、患者様により異なります。
【副作用・リスク】
G6PD欠損症による溶血クリーゼ、腫瘍壊死・出血、発熱、吐き気、嘔吐、頭痛、低カルシウム血症によるテタニー、打撲等既往部位の内出血、血管痛、低血糖
【費用】
※ただいま工事中です。
※プラス¥2,200でビタミンBを追加することができます。
※表示価格は消費税込
【入手経路】
メーカー:Mylan Institutional 製造国:アイルランド(有限会社ディスインターナショナルより購入)